普段、当たり前に使っている歯ですが、虫歯や歯周病など、ちょっとした不具合が起こっただけで、 想像以上の影響がでてきます。ものが食べづらい、食事が楽しくなくなった、など、精神的なストレスとなったり、歯の痛みで、常にイライラし、神経を集中することができなくなったりします。
人間の歯は、永久歯が生えそろうと、歯を支えるあごの筋肉もある程度の成長を完了します。そして、 その後何十年にも渡って、ものを噛むという『咀嚼(そしゃく)』を担当することになります。人生の途中で、虫歯や歯周病などにより、永久歯を失ってしまうと、歯は二度と生えてくることはありません。歯を失ったままにしておいたり、虫歯や歯周病を放置すると、ものをうまく噛むことができず、かみ合わせが悪くなる原因にもなります。
『ものを噛む』ということは、人間の健康に深く関わっています。頭やあごの骨、顔の筋肉などの発育を促し、大脳の働きを活性化するだけでなく、唾液を分泌してくれます。唾液には、食べ物の消化を助けたり、口腔内を清潔にする働きがあります。噛む回数が少ないと、唾液が混ざりにくいため、消化不良を引き起こし、 胃に負担をかけてしまうことになります。また、唾液が少なくなると、ものを飲み込みにくくなったり、 口臭が強くなったり、虫歯になりやすくなる、などの影響がでてきます。
人間は、食べることで、生きがいや幸せを感じたり、栄養を取りエネルギーに変えています。『咀嚼(そしゃく)すること』 で身体の健康を維持している、とも言えるでしょう。健康を維持するためにも、一生自分の歯で食べたり笑っ たりできるように、歯を大切にしましょう。